2024年5月21日から24日かけて、ミネソタ大学科学工学部の学生と教員をお迎えし、VRアイデアソンを開催しました。この国際交流イベントは、ミネソタ大学のVictoria Interrante教授、NAIST CAREラボの清川清教授、そしてIMDラボの澤邊太志助教が中心となって企画され、日本の最先端研究に触れる貴重な機会と、実践的な体験を学生に提供することを目的として開催されました。
今回の訪問の大きな目玉となったのは、CAREラボとIMDラボが共同で企画した一連のアイデアソンセッションです。90分間のセッションが計5回にわたり実施され、議論のテーマは多岐にわたりました。自動運転車、ヒューマンロボットインタラクション、未来のARアプリケーション、そしてAI時代の生活といった、未来を見据えた革新的なテーマが取り上げられました。
各セッションは、まず研究紹介から始まり、その後、参加者は小グループに分かれて熱心なディスカッションや創造的なブレインストーミングを行いました。セッションの最後には、両大学の学生たちがそれぞれの独創的な解決策を発表し、互いに建設的なフィードバックを交わすことで、学びを深めました。
さらに、ミネソタ大学からの訪問団は、CAREラボとIMDラボのガイド付きツアーに参加しました。ツアーでは、ARベースの触覚フィードバックシステムや、最先端のヒューマンオーグメンテーション技術を含む、数々の最先端プロジェクトが紹介されました。このラボツアーは、NAISTの活気あふれる研究文化を肌で感じるとともに、両大学の研究グループ間で有意義な意見交換を行うための貴重な機会となりました。
文化交流もまた、今回の訪問の重要な要素の一つでした。居酒屋での懇親会では、学生たちがリラックスした雰囲気の中、互いの経験を共有し、交流を深めました。訪問の締めくくりには、NAIST情報科学棟の前で記念写真が撮影され、この国際交流の成功を分かち合いました。このイベントは、NAISTとミネソタ大学の絆を一層強固なものとしただけでなく、両大学の学生たちがVRや人間拡張、AIなどの先端技術に触れる大きな刺激となったことでしょう。今後の両大学の更なる連携が期待されます。