当研究室が2023年に発表した2件の研究が、電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーショングループ(HCG)より授与される「ヒューマンコミュニケーション賞(HC賞)」を受賞しました。
HC賞は、電子情報通信学会(IEICE)のヒューマンコミュニケーショングループ(HCG)が授与する賞の中でも最も権威の高い賞で、HCG 傘下の4つの研究会(HCS, HIP, MVE, WIT)で過去1年間に発表されたすべての技術研究報告の中から、おおむね50件あたり1件を目安に選出されます。
受賞対象となったのは、以下の2件の研究です。
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メディアエクスペリエンス・バーチャル環境基礎研究会(MVE)選出
- 松田 頼子,平尾 悠太朗,ペルスキア エルナンデス モニカ,内山 英昭,清川 清(奈良先端大),
“バーチャルリアリティ技術を活用したドラマセラピーに関する研究 ~セッション内容の検討と分析〜”,
MVE2023-105(概要)バーチャルリアリティ(VR)技術を活用した新しいドラマセラピーの試みを紹介しています。参加者のセッション内容をVR環境でどのように分析・検討するかという点で、心理学や福祉領域への応用が期待される先進的な取り組みです。
- 松田 頼子,平尾 悠太朗,ペルスキア エルナンデス モニカ,内山 英昭,清川 清(奈良先端大),
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福祉情報工学研究会(WIT)選出
- 有隅 惟人,平尾 悠太朗,ペルスキア エルナンデス モニカ(奈良先端大),磯山 直也(大妻女子大),内山 英昭,清川 清(奈良先端大),
“環境音認識によりインタラクティブにオノマトペを表示するAR擬音語学習システム”,
WIT2023-40(概要)環境音を認識して自動的にオノマトペをAR上に表示する学習システムを提案しています。日本語特有のオノマトペを直感的に学べる仕組みを構築することで、言語学習やコミュニケーション支援の分野に大きく貢献する可能性を秘めています。
- 有隅 惟人,平尾 悠太朗,ペルスキア エルナンデス モニカ(奈良先端大),磯山 直也(大妻女子大),内山 英昭,清川 清(奈良先端大),