2026年度の文部科学省 科学研究費補助金 基盤研究(S)に採択されました。
研究題目:
眼を見守る先進アイウェアが拓く予防医療革命「プロアクティブ・ビジョンケア」の創成
研究代表者:
清川 清
研究分担者:
内山 英昭
笹川 清隆 (奈良先端大 メディルクス研究センター, 物質創成科学領域)
太田 淳 (奈良先端大 研究推進機構)
森本 壮 (大阪大学 大学院医学系研究科)
広田 雅和 (帝京大学 医療技術学部)
研究期間 (年度):
2026-04-01 – 2031-03-31
研究概要:
現代の眼科診療は疾患発症後の対症的処置が中心であり、真の早期発見や個別化された予防的介入は極めて困難である。本研究は、この喫緊の課題に対し、「プロアクティブ・ビジョンケア」という新たな予防医療パラダイムを提唱し、その実現に必要な革新的技術基盤を構築する。具体的には、代表者が推進してきた日常生活における持続的な眼・視機能の計測と視覚支援に関する研究を大幅に発展させ、1) 眼表面(ドライアイ)から眼軸長(近視)までを捉える新規センシング&介入デバイス、2) 日常生活で得られる長期多次元データを用いた疾患リスク予測AIモデル、3) 予測に基づき行動変容を促す個別化介入・視覚支援手法、の3項目を開発する。これらが「日常的センシング→リスク予測→先回り介入」として三位一体で機能するループを創出し、個人の眼の健康状態の変動とリスクを能動的に「管理」する。ドライアイ、進行性近視、緑内障を対象とし、第4の研究項目として当事者臨床で有効性を検証する。これは主要眼疾患の重症化予防とQOL向上に大きく貢献するだけでなく、全人的な健康維持増進に資する画期的な予防医療を切り拓く挑戦である。

