松田頼子さん(D2)と東山暉君(修了生、発
MVE研究会
受賞論文:
- 松田頼子・平尾悠太朗・ペルスキア エルナンデス モニカ・内山英昭・清川 清(奈良先端大),
“バーチャルリアリティ技術を活用したドラマセラピーに関する研究 ~ セッション内容の検討と分析 ~”
(Abstract) ドラマセラピーは、即興劇を通して他者との関わり方を学ぶ集団精神療法です。しかし、セラピストが不足していたり、演技すること への恥ずかしさがあったり、開催場所に制約があったりと、 いくつかの課題があります。そこで、本研究ではXR空間でAIセ ラピストによるドラマセラピー(XRDT) の開発を目指しています。まず、VRChat®内で自作したワー ルドを使って、XRDTセッションの内容を検討しました。アンケ ートとインタビューの内容を分析したところ、被験者は他者への思 いやりを持ち、自分の考えを柔軟に変化させる認知的共感の向上が 見られました。これにより、 XRDTセッションの有効性が示されました。
(受賞者のコメント)
この度はこのような賞を賜り,大変光栄に存じます.これまでご指導いただきました先生方,研究にご協力くださった方々や研究室メ ンバーの皆様に深く感謝申し上げます. 受賞を励みに今後も研究に精進し,心理療法とVRの融合を図って いきたいと思います. - 東山 暉・平尾悠太朗・ペルスキアエルナンデス モニカ(奈良先端大)・磯山直也(大妻女子大)・内山英昭・清川 清(奈良先端大),
“座位者の座面に対する温度刺激が重心に与える影響”
(Abstract) 本研究では、VDT作業による座位姿勢の悪化と健康問題に着目し、温度刺激による姿勢改善手法の可能性を調査しています。従来の 物理的デバイスや情報提示手法には、自由度の制限やストレス、 注意の必要性などの課題があります。そこで、座面への温度刺激が 重心変化と知覚に与える影響を検証しました。実験の結果、冷感を 提示した方向に重心変化と傾いている感覚が確認されました。 これにより、非侵襲的かつ直接的な温度刺激が座位姿勢改善に応用 できる可能性が示唆されました。
(受賞者のコメント)
この度はこのような栄誉ある賞を頂き、大変光栄です。先生方のご指導、研究室メンバーの協力なくては成し得ることはできなかった と思います。この場を借りて先生方、研究室メンバーに心より感謝 申し上げます。