篠原君が MIRU 2024 で発表しました

修了生の篠原君が8月6日〜9日に熊本で開催された第27回 画像の認識・理解シンポジウム (MIRU 2024) にて発表しました。これは、当研究室とオムロン サイニックエックス株式会社の共同研究の成果です。

  • IS-3-143: 篠原陸玖 (奈良先端大), 橋本敦史, 小津野将, 吉田成朗 (オムロンサイニックエックス), 平尾悠太朗, ペルスキアエルナンデスモニカ, 内山英昭, 清川清 (奈良先端大), “ユーザ適応型アバタ姿勢操作法”

    (Abstract) 本論文では,手を用いて任意のアバタを操作可能な VR システムの実現に向け,機械学習に基づいてユーザのアバタ操作モデルの構築手法を提案する.具体的には,アバタの動きに合わせたユーザの手の動きを学習データとして計測し,手とアバタの動きの対応関係をニューラルネットワークでモデル化する.これにより,例えば,手と身体性の異なるアバタに対し,関節間の対応関係を明示的に構築することなく,手を用いたアバタ操作モデルを構築できる.さらに,ユーザベクトル表現をニューラルネットワークに付与し,少数データから各ユーザに最適化したユーザ適応型モデルへ拡張する.実験では,アバタ操作におけるユーザ適応の有効性と従来手法に対する操作の快適性を示した.